「いのち輝く未来社会のデザイン」

日本国際博覧会協会事務総長
日本生産性本部は2026年2月19日、第77期「経済情勢懇話会」の2月例会を都内で開催(オンライン併用)した。当日は、「2025年大阪・関西万博を振り返って」をテーマに公益社団法人2025年日本国際博覧会協会事務総長の石毛博行氏が講演した。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした2025年大阪・関西万博は、昨年4月から10月までの184日間、158の国・地域、7つの国際機関が大阪・夢洲に一堂に会し、国内外から大きな注目を集めた。
石毛氏は、「万博は時代を映す鏡だ。19世紀はモノを見せる万博、20世紀は科学万能から人間性の探求へ、21世紀は人類共通の課題解決と、万博は時代とともに変化している」と述べた。
また、成功のための必要条件として、
①大きな事故を起こさないこと
②収支上で赤字にならないこと
③できるだけ多くの方に来ていただくこと
の3つの条件を掲げていたが、総入場者数は2,902万人で、収支は320億~370億円の黒字見通しとなり、大きな事故もなかったと総括した。

万博が成功した3要因「圧倒的なコンテンツ」「人的交流」「毎日改善」
さらに、万博が成功した要因には、「圧倒的なコンテンツ」「人的交流」「毎日改善」の3つを挙げた。
「圧倒的なコンテンツ」では大屋根リングや特徴のある各国のパビリオン・展示、ナショナルデーの充実など、「人的交流」では来場者とスタッフの交流、万博外交、イベント交流、ビジネス交流、「毎日改善」では来場予約システムの導入、デジタルマーケティング、暑熱対策、ユスリカとレジオネラ属菌対策、ナイトEXPOと西側活性化などを挙げた。
石毛氏は最後に「インターネットの時代にリアル万博の意義を再確認できた。万博人材も育った。厳しく困難な時代に万博を実行実現できた」と強調した。

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生産性新聞2026年3月15日号:「第77期 経済情勢懇話会 第5回」掲載分